CX400/2550システムサービス開始のお知らせ

スーパーコンピュータシステムの変更点

スーパーコンピュータの更新に伴い、ご利用方法が変更点があります。 平成27年度4月13日(月)からのサービスの変更点は、下記のとおりです。 なお、/homeファイルシステム, /largeファイルシステムは、引き続きご利用できます。 詳細は、利用の手引をご覧ください。

CX400/2550システムのサービス開始における留意点

1) CPUのアーキテクチャが変更になっています。

以前までのCX400/250システムのCPUはIvyBridgeでしたが、 CX400/2550システムではHaswelllマイクロアーキテクチャを採用したCPUを搭載しています。 ただし、CX400/270システムは変更ありません。

(旧)

システム マイクロアーキテクチャ
CX400/250 IvyBridge
CX400/270 IvyBridge

(新)

システム マイクロアーキテクチャ
CX400/2550 Haswell
CX400/270 IvyBridge

2) CPUあたりのコア数が変更になっています。

CX400/250システムではCPUあたり24コアでしたが、 搭載CPUの変更に伴い、CX400/2550ではCPUあたり28コアとなっています。 ただし、CX400/270システムは変更ありません。

(旧)

システム ノードあたりCPU数 CPUあたりコア数
CX400/250 2 24
CX400/270 2 24

(新)

システム ノードあたりCPU数 CPUあたりコア数
CX400/2550 2 28
CX400/270 2 24

3) ノードあたりのメモリ容量が変更になっています。

CX400/250システムではノードあたり64 GiBでしたが、 CX400/2550ではノードあたり128 GiBとなっています。 ただし、CX400/270システムは変更ありません。

(旧)

システム ノードあたりメモリ容量
CX400/250 64 GiB
CX400/270 128 GiB

(新)

システム ノードあたりメモリ容量
CX400/2550 128 GiB
CX400/270 128 GiB

4) 実行モジュールの留意点

AVX2命令に対応したHaswell(CX400/2550)用の実行モジュールを作成する場合は、以下のコンパイルオプションの指定が必要です。

コンパイラ コンパイラオプション
富士通 -KCORE_AVX2
インテル -xCORE-AVX2

ただし、コンパイルオプションの一番最後に指定してください。 生成された実行モジュールは、CX400/2550計算ノードでのみ実行可能です。

5) インテルコンパイラの場合のジョブ資源オプションvnode-core指定について

Intel MPIジョブ実行時は、スクリプト内(手続き処理部)に次の指定をする必要があります。

CX2550システムの場合(リソースグループ:cx-XXX)

#PJM -L "vnode-core=28"
#PJM -P "vn-policy=abs-unpack"

CX270システムの場合(リソースグループ:cx2-XXX*)

#PJM -L "vnode-core=24"
#PJM -P "vn-policy=abs-unpack"