MobaXterm・Putty・WinSCPを用いたログイン方法

(ソフトウェアのバージョン等によって実際の画面は多少異なることがあります。)

MobaXtermを用いた接続方法

Windows上で使用できるMobaXtermを使った接続方法について説明します。

(準備中)

PuTTYを用いた接続方法およびWinSCPを用いたファイル転送方法

Windows上で使用できるターミナルソフト「PuTTY」を使った接続方法について説明します。

接続までの手順は以下のとおりです。

  1. ターミナルソフトを入手・インストールする
  2. 認証に用いる鍵を生成する
  3. Webブラウザを用いてスパコンに公開鍵を登録する
  4. ログインする

1. ターミナルソフトのインストール

ターミナルソフトPuTTY を入手し、PC にインストールします。

入手先: http://hp.vector.co.jp/authors/VA024651/

2. 認証に用いる鍵ペアの生成

作成方法

(1) PuTTY のインストールフォルダ上の puttygen.exe プログラムを実行します。

起動すると、PuTTY Key Generator ウインドウが表示されます。

(2) 鍵の種類を選択します。

[SSH-2 RSA] 

(3) [Generate]ボタンをクリックし、マウスを動かして乱数を発生し鍵を作成します。

鍵が作成されると次のような画面が表示されます。

鍵の生成画面

(4) [Key passphrase]と[Confirm passphrase]に同じパスフレーズを入力します。

ここで入力するパスフレーズは、スパコンのログインパスワードとは別のものを指定してください。

(5) [Save private Key]ボタンをクリックして、秘密鍵を保存します。

public key も同時に保存されています。[Save public key]は必要ありません。

秘密鍵の保存場所やファイル名は任意ですが、ウィルス対策としてマイドキュメントや共有ディレクトリには置かないでください。作成した秘密鍵は厳重に取り扱い、外部に流出しないように保管してください。この鍵を他人に読まれるとスパコンに不正侵入される危険性があります。

(6) 公開鍵は画面上部の"Public key for pasting into OpenSSH authorized_keys file"と書かれた場所に表示されている文字列です。この文字列をファイルに保存して利用します。

保存方法は、まず、ワードパッドを起動します。そして、公開鍵の文字列をマウスでドラッグし、メモ帳の入力欄にコピー&ペーストして貼り付けます。最後に、ワードパッドの[ファイル(F)]メニューから[名前を付けて保存(A)]を選択してファイルに保存します。

3. Web ブラウザを用いてスパコンに公開鍵を登録

前処理で作成した公開鍵を 「 HPCポータル」を使ってスパコンに登録します。

(1) Web ブラウザから次のURL「 HPCポータル」にアクセスします。

HPCポータルの認証画面が表示されます。https://portal.cc.nagoya-u.ac.jp/

(2) HPCポータルの認証画面上でスパコンのログインID(登録番号)とパスワードを入力後、[Login]ボタンをクリックします。

認証が完了すると[HPC Portalの操作画面]が表示されます。

HPCポータル画面

(3) 画面上部の[メイン]タグを選択後、表示された左メニューから [SSH公開鍵登録]を選択します。次の公開鍵登録画面が表示されます。

(4) 2)認証に用いる鍵ペアの生成で作成した公開鍵の文字列をマウスでドラッグし、公開鍵入力欄にコピー&ペーストして貼り付けます。

最後に、[登録する]ボタンをクリックしてスパコンにappendモードで登録します。

4. PuTTY でのログイン

PuTTYを起動すると図のようなパネルが表示されます。次の手順で必要な情報をパネルに設定し、スパコンのログインします。

(1) ホスト名またはIP アドレスを入力します。

(2) セッションに付ける名前を入力します。

(3) 画面左のカテゴリから[SSH]タグをダブルクリックします。

現れた、[認証]タグをクリックして認証パネルを表示します。

(4) [参照(W)]ボタンをクリックしてファイブラウザを表示し、秘密鍵ファイルを指定します。

(5) 画面左のカテゴリから[セッション]タグをクリックして、セッションパネルを表示します。

(6) [保存(V)]ボタンをクリックして、設定情報を保存します。

(7) [開く(O)]ボタンをクリックして、公開鍵を使ってスパコンにログインします。

このときユーザー名を入力すると鍵のパスフレーズを聞かれるので、鍵作成の時に設定したパスフレーズを入力します。

(8) 公開鍵認証を使用して、ssh ログイン完了。ターミナルウインドウが表示されます。

sshコマンドを実行して、公開鍵認証でログインします。sshコマンドを入力すると、パスフレーズの問い合わせがあります。鍵生成時に指定したパスフレーズを答えてください。

putty画面

5. WinSCP を用いたファイル転送

ファイル転送にはWinSCPというフリーソフトが使用できます。

WinSCPではputtygen.exeで生成し保存した秘密鍵がそのまま使えます。WinSCPが起動すると図のような操作パネルが表示されます。次の手順で必要な情報をパネルに設定してスパコンにログインします。

winscp画面

(1) ホスト名またはIP アドレスを入力します。

(2) セッションに付ける名前を入力します。

(3) 秘密鍵(K)の […]ボタンをクリックしてファイブラウザを表示し、秘密鍵ファイルを指定します。

(4) [保存(S)]ボタンをクリックして,設定情報をファイルに保存します。

(5) [ログイン]ボタンをクリックしてログインします。